昨日、成人式だった皆様、おめでとうございます!これからの人生、色々大変な事もあるかと思いますが、幸せに歩んで行って下さいますよう、エールを送ります。『フレー、フレー、はたち!!』\(^o^)/

さて、今年初めてのブログは、矯正治療経験者のインタビューで始めたいと思います。

昨年末、ささき矯正歯科の歯科医師・松久が、めでたく動的矯正治療(ワイヤーで歯を動かす治療)を終了し、保定(後戻り防止装置で歯を固める段階)に入りました。小川をはじめ、当院のスタッフは矯正治療経験者が多くおりますが、患者様のキモチとして、今回はDr.松久に矯正治療経験談を語ってもらうことにしました。

インタビュアー 小川 (以下と略します) 「矯正治療をやってみた感想を一言どうぞ。」
体験者 松久 (以下と略します) 「い、痛かったです。」
 「どのくらい痛かったのでしょうか。」
 「ハクションとくしゃみをしても、じわ〜と痛かったです。特に装置セット後1週間くらいは咬みしめられない状態が続いて、アイスばかり食べてました(:_;)。」
 「そうですよね、私も装置を入れて3日目くらいは、コンビニのおにぎりのパリッとした海苔を食べても痛かった...。装置を入れた直後より、2〜3日経ってからの方が痛いですよね。」

 「おまけに私は色々と実験を試みたので、通常は1カ月に1回行うようなこと、例えばワイヤーを締め直したり、エラストチェーンを交換したりとか、毎日家に帰ってからやってました。」
 「ひぇー、それは凄い(@O@)!自分でやるってことも凄いし、毎日ってことも凄いし。」
 「毎日装置をいじっても、決して歯の動きは早くならないという事を学習しました(笑)。痛いばかりで。」
 「組織学的に硝子様変性が生じると一時的に歯牙移動は阻害されるということを、身をもって体験された訳ですね(^^;)。やはり弱い力で血流を阻害しないようにして、持続的に力をかけるという事が大切なのですねえ。ここを読んで下さっている患者様方、自分でかけるゴムは、かけたり外したりしないで、ましてや昼間サボったから夜は二重にして力を強くしてかけるなんて事は、NGですよ!」

 「松久先生、痛い話ばっかりでは、皆さん矯正を始めるのが嫌になってしまいますから、何か良い事の話もして下さいよ(笑)。」
 「今まで時間がなかったりしてなかなか出来なかったのですが、矯正をやってみて良かったです。今となっては良い思い出です。患者様の気持ちが非常によくわかるようになりました。痛み以外にも、細かな事が色々とよりわかるようになりました。ワイヤーの端の処理をきちんとしないとひっかかるとか、リテーナー(後戻り防止装置)も自分で作ったのですが、研磨がいい加減だと気になるとか、きちんと装着していないとすぐ歯が後戻りする方向に動いてきてかみ合わせが変わってくるとんだなとか…。」

 「松久先生はどこを矯正されたのですか?」
 「上の側切歯(2番目の前歯)が1本引っこんでいて、そこだけの部分矯正を行いました。」
 「ご自分で治療されたのですか?」
 「ブラケット(金具)の接着、ワイヤーの着脱、ブラケットの除去や歯面研磨まで、全て自分で行ないました。だいたいは家でやってました。」
 「ひゃあ、全体的に矯正治療された訳ではないと言え、全部自分で!(@o@;) いや〜、普通自分ではできないですよ。凄いなあ。私が矯正治療した時は、鏡を見ても奥歯のかみ合わせなど自分では良く見えないし、自分でワイヤーを外そうとしてセラミックの金具のウイング(角)を割ってしまうし(注釈:金属よりもセラミックの方が破損しやすい)、全部佐々木院長にやってもらいましたよ。」
 「私の場合は、奥歯に病巣があってそちらの治療が完治していなかったせいもあって、上だけの部分矯正をしました。非抜歯で行ったため、スペースを作るためにストリッピング(歯の幅を小さくするために一層表面をそぎ落とすこと)も自分でしたのですが、これも痛かったです。」
 「あ、また痛いっていうし、患者様の皆さんがひいてしまいますよ(汗)。」
 「あー、いえいえ、歯ブラシの難しさも理解できましたし、患者様の気持ちがわかるということが一番の収穫でしたが、それ以上に自分自身ずっと気になっていた所でしたので、矯正して良い咬合を得られて、本当に良かったと思っているんですよー!!」

 「あはは、それを聞いて安心しました。では最後にこれから矯正治療を始めようと思っている皆様へ、一言お願いします。」
 「もし出来るなら、やはり矯正治療は若いうちにやっておいた方がいいと思います。かみ合わせももちろんですが、前歯が綺麗に並んでいて美しいと、やはり嬉しいです。しかし、何歳になってからでも歯周組織が健康であれば矯正治療は始められますので、もし今歯並びで悩んでおられる方は、ぜひ一度矯正相談にいらして下さい。ささき矯正歯科は、相談無料ですし(笑)。」
 「そうですね、私も顎関節症になって、一般歯科の主治医の勧めで矯正を始めたのが40代後半。私が矯正治療を担当した患者様の最高齢は72歳です。部分矯正でしたが。何歳からでもスタートできますので、ぜひ歯並びでお悩みの方は ささき矯正歯科へお出で下さい。」
 「最後は宣伝っぽくなってしまいましたが、松久先生、お忙しいところインタビューどうも有難うございました。」
 「患者様の気持ちになってこれまで以上に、丁寧な診療を心掛けたいと思います。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。」

松RT全体松RT拡大<写真:Dr.松久が自分で作った、遊び心のあるリテーナー(後戻り防止装置)。拡大してよ
〜く見ると自分のイニシャル「J」をワイヤーで曲げて、埋め込んでありました(^^;)>