松久です。
10月25日の診療後から1週間、逗子に行って来ました!

え、バカンスではないですよ〜、セミナーに行って来たんですよ〜(^^;)。

日本の歯科矯正治療の礎を築いたお一人、与五沢文夫・大先生をディレクターとする矯正研究会の講習会に行って来たのです。

与五沢矯正研究会のインストラクターの先生と逗子の風景<写真左:インストラクターの先生と>
<写真右:窓からの逗子の風景は、とてものどかなのですが…>

毎日朝8時から、講義と、模型上の金属で出来た歯に矯正装置を付けて動かす実技とがあり、とてもハードな1週間でした。

受講生12名で、一斉に「よーいどん!!」でワイヤーを曲げたり、模型を使って実際の治療と同じ様に歯を動かしたり…。宿に帰ってからも、セミナーで知り合った受講生の先生方と、治療法についてディスカッションしたり、矯正材料の話など意見交換したり。

矯正実習用模型(タイポドント) 矯正用ワイヤー

<写真左:金属製の歯で出来た模型(タイポドント)>
<写真右:沢山曲げたワイヤーの中の一つ>

とても大変な毎日でしたが、1週間朝から夜まで矯正漬け で楽しかったです。11月1日の午前中の最後の講義で全過程が終了した時は、なんだか大きな仕事をやり遂げたような、達成感と充足感で一杯になりました!

受講生の先生方と親睦を深められた事も非常に有意義でしたが、何よりも、私の矯正科大学院時代からの憧れの与五沢先生に身近で御指導いただけた事は、とても感動的なことでしたし、大きな収穫でした。

与五沢矯正研究会セミナーの懇親会にて矯正歯科セミナーの受講生仲間と

<写真左:懇親会で、講師を囲んで>
<写真右:受講生の仲間たちと>


昨今、様々な治療法や新製品が発表されていますが、基本となるスタンダードな治療法を身につけていなければ、土台がない所に大きな家は建てられません。自分の臨床の見直しができ、スキルアップできたと思います。今回学んだ多くの事を、明日からの臨床に生かさなくては、と強く思いました。

とても刺激を受け、セミナー終了後、良い診療をするぞと意気込んで、1週間ぶりに意気揚々と医院に出勤しました。
が、診療に取りかかる前に、留守の間に貯まった技工や診断などが山ほど!
ひえーー、でも頑張ります! (松久)